湿気の無い晴天が好き

日々のつぶやきを、のんびり、まったりと書きます。

感謝のレベル

ありがとう、のレベルって意識したことなかったな。

30代になってから、交通事故で脊髄を損傷したため、
割と自分の価値観がしっかりと出来上がってから、障がい者になりました。

 

想像したよりも、毎日の生活での変化は大きくて、結構世界が変わった感じがします。時間を追うごとに、変化に慣れはしますが、とまどいは変わりません。自分の感じることが、です。

 

以前よりも、人の手を借りないと出来ないことが増えました。事故前は自分で何も考えずに、何かをしている意識もないままに出来たことが、どれだけ時間をかけても一人では出来なくなる。

葛藤や悔しさが絶えません。「何で?」と考えても仕方が無いとめどない絶望感が絶えないことも多くある。

 

でも、今までと違う優しさも感じる。気持ちの触れ幅は、良い意味でも悪い意味でもたくさんあるわけです。

 

以前は、自分で出来たことを、誰かに「手伝ってください」とか、「○○してもらえませんか?」とお願いすることがたくさんある。

お願いの仕方とか、切り出すタイミングに結構気を使う。

 

一番驚いたのは、お願いした相手に、感謝を伝えたときに、「え?感謝の気持ちは、それだけ?」という反応が返ってくることが結構多いこと。

 

私は、助けてもらったり、手伝ってもらったときに、「ありがとう」を伝えています。でも、私の「ありがとう」では、手伝ってくれた人が、手伝ったことに対する気持ちが満たされない場合がある。あまり決め付けたくはないが、特に、ボランティア精神の強い人ほど、「私は、これだけやったのに」、「一生懸命手伝っているのに」という熱意が、「それだけ?」に繋がるように思う。

 

どれほど感謝しているのか、伝わればいいのに。

言葉や表情でどこまで表現できるか、もっと工夫しないと。

 

感謝のレベルって、本当に存在するのかな?

「ありがとう」って、本当にレベルがあるのかな??

伝える側、伝えてもらう側が、互いの熱量が相思相愛にならないと、感謝のレベルってスーッと伝わらないのかなぁ・・・