ドラマ 珈琲屋の人々(2)
NHK BSプレミアム ドラマ 「珈琲屋の人々」(2)
人々の心理描写が丁寧なドラマ、ありました。
第1話から、スーッとお話に入れる感覚。
無理強いされず、ストーリー展開などを意識する間もなく
気づけば終了している。時間を感じないドラマです。
台詞がていねいで、心にじんわりと響きます。
登場人物を魅力的に見せるように描こうとせず、淡々と丁寧に。
だからこそ、魅力的に見えるのです。
「一杯の珈琲が誰かの人生を変える」ように、
日常の中で、淡々と、ただ淡々と。
その中に、いろいろなヒントがあるんだな。
・・・・・
珈琲屋のカウンターでの会話。
「今まで何の不自由も無く生きてきた人の台詞ですね」
「わたしが?」
夫を殺人事件で亡くした女性が一言小さく呟く
「わたしが?」
木村多江さん、恐るべし。
その4文字の言葉に「奥」を感じた。
人間って、奥深い。