孫を思う気持ち
家族で営んでいる、パン屋さんの前を通った。
閉店間際。店番のおばあちゃんが、私の顔を見て、
手を振りながら近づいてきた。
「サンドイッチ買っていかない?」
今まで、そんなこと言われたこと無い。
人気店だから、閉店間際にサンドイッチが残っていることは、まれ。
話を聞くと、
・孫が早朝から焼いたパン
・明日から店は連休
・珍しく、結構な量が売れ残り
・孫が焼いたパンを捨てるのは、忍びない
「だから、半額で買ってくれない?」
だった。
はい。喜んで半額で購入。
おばあちゃんが、孫が焼いたパンを捨てたくない、
そう思っている気持ちが、とても感じられた。
温かい気持ちになった。
ただのセールスじゃない、誰かへの思いをきっかけに
我が家にやってきたパン。
大切にいただこう。