湿気の無い晴天が好き

日々のつぶやきを、のんびり、まったりと書きます。

どこまで知らせるか1

自分が慢性的な体調不良を抱えているため、
自分以外の人に対して「どこまで」自分の症状を伝えるのか
いつも迷っています。
症状は、現在の医学では良くなる方法がないため、その時に起こった
予測できない症状に対して、一つ一つ対応策を探し、
やり過ごしていく必要があります。

私の場合は、突然の交通事故による首の骨折、そして脊髄と神経の損傷で、自分の持つ後遺症の多くは、見た目からは分かりません。
成人してから事故だったので、古くからの友人は、健康で体に何も問題のない状態の私のイメージを持ち続けています。

そんな中、私の日常は、一人では生活がままならない部分が多く、
症状も一日の中で変化が多いので、都度、自分以外の誰かに症状の説明が必要になります。

例えば、1分前まで何の問題もなく握れていた電話が手から落ちてしまう。電話を自分で拾えない、握れない。話し相手は驚きます。

例えば、体を起こしていたのに、急に姿勢を保つことができなくなる。
そんなときに、私は、自分の体調変化に動揺しながらも、相手にどう伝えるのか毎回迷うのです。
「今、急に姿勢が保てなくなった」と説明するのか
「ちょっと疲れたから横になるね」と明るくふるまうのか、
何も言わずに体を横たえるか。

受け止める相手との信頼関係によって、どこまで話すか決める場合が
多い。あとは、同じ相手でも、日によって受け止め方は異なる場合も多いのも悩みの種で、うまくいかないことも多い。

今まで、自分の症状を説明した場合の相手の反応として、
・「もっと細かいところまできちんと説明してほしい。でないと
   心配になるし、あなた(私のこと)には説明する義務がある!」

・「細かい説明は、受け止める側の負担になる。サラッと軽く
   説明するにとどめてほしい」

・「わかってほしいから説明するの?それはエゴでしょ?」


・「症状の説明は不要。現在どうであるか、何ができなくて、
   何をしてほしいのかを具体的に教えてほしい」

   → これ、結構難しい。


・「きちんと症状の説明をしてくれないというのは、受け止める側を
   信用していないということか?(怒)」

・・・という具合。人や場合によって反応は様々です。

私が気をつけていることは、説明の際に客観性を持たせること。
自分の感情を相手にぶつけないよう、客観的に情報を伝えるように
心がけています。でないと、現状と、現状に対して必要な行動が
何であるか、情報がブレてしまうためです。
でも、それを「冷たい」と受け止める人も多い。

 

・・・ああ、本当に難しい。

体の不調を抱えて、初めて知ったこのとまどい。
相手を不快にしても気にしないぐらいの開き直りが必要なのかな。
わかってくれる人はわかってくれるからと、自分なりに誠意を持って
伝えるしかないのかな、、、と動揺をしています。
誰かを不快にしたくないのにな。
ただ、体調の急変で「今までできたこと」が急に出来なくなって、
その立て直しに誰かの手が必要だったり、自分が行動を変更することを
説明したい。それをどうするか、なんだよな・・・


(「どこまで知らせるか2」へとつづく)