湿気の無い晴天が好き

日々のつぶやきを、のんびり、まったりと書きます。

残り時間の選択肢

年齢を重ねた人たちの話を聞くと、各々、体の向き合い方に
価値観が違うということを感じる。

ある人は、日々の健康管理に多くの時間を使う。
名医や病院の評判に詳しく、
近い未来、自分が病気にならないように、少しの体調変化も見逃さず
すぐに病院に行く。健康に良いものは、臆せず、費用がかかっても
割とおおらかに試す。「今」を将来の健康に費やす価値観が備わっている。

またある人は、体調に問題があると感じても、病院に行く時間や
治療に割く時間を使うことを極端に避ける。そういう習慣がないまま
年齢を重ねたためか、何か他に理由があるのか、人それぞれではある。
自分は大丈夫だと妙に楽観的になっている人もいれば、寿命を感じ、
今のうちにやっておけることの選択肢に悩む人もいる。

その場合も、多くは最善の治療に時間を割くよりも、残りの時間を
自分らしく生きたいと願う人が私の周りには多い。


選択肢が人それぞれ。ここに書ききれないほど多くあるだろうし、
何が正解であるか、答えは一つではないだろう。
そもそも選択肢を持てるのは余裕があることかもしれない。


私は、今悩んでいる。
特に肉親や、自分が大切な人に対して、
『こうしてほしい』という気持ちが強く働いてしまう。
『なんで、こうしないの?』とイラつく場合もある。


相手の選択肢を尊重したい気持ちと、
自分が相手を心配な気持ちの間で葛藤してしまう。


本当は、誰かの選択肢を尊重する自分でありたいのだけど、
残りの時間を意識したとき、気持ちが追いつかない。

どれだけ心配でも、相手の選択肢を尊重し、
見守れる強い自分になりたい。