経費節減と廃盤
私の手の握力は、0.5kgです。
手が丸まっているので、グーチョキパーの中では、グーしか出来ません。
知ってる人とじゃんけんすると、いつも負けます(笑)
いろいろと出来ないことはあるけれど、
完全に握力が0にならないように、毎日トレーニングして、
出来ることは自分でやるように努めています。残った握力を大切にしています。
でも、そのための道具が、どんどんなくなっていくのです。
何かを握るとき、補助具が必要です。
手が冷えると痛みが強くなるので、保温用の手袋が必要です。
文字を書くときの補助具は、今まで使った5種類ほど、
全て廃盤。需要が少ないから、生産中止になってしまいました。
指先はあいている形の、保温用手袋は、特に親指保温が重要ですが、ここ数年、製作経費節減のためか、親指部分がカットされたものが主流となり、親指の保温に適さなくなりました。
廃盤前などにできる限りまとめ買いするのですが、事前に情報が入らないこともあり、限界があります。
手袋は自作しようと模索中。
補助具は、福祉用品店をはしごして、使えそうなものを探しています。時間をかけてはいるけれど、なかなか、これというものが見つかりません。
握力が弱くても、何とか工夫して自分で出来ることをしたいけど、
助けてくれる道具は、「需要がない」、「売れない」と作ってもらえなくなります。
そりゃそうですよね。売れなければ廃盤になる。仕方がないとは頭でわかっているけれど、使う人が少なくても、絶対に生活に必要な品でもあるんです。なんとかならんかなぁー。
私のことをよく知らない人から、
「自分で自立しろよ」、「もっと頑張れよ」と頻繁に言われるけれど、
そうしたくても、道具がなくて、途方にくれてる事実もあります。治療費やリハビリ費用、薬代などもあり、道具にかけられる経費にも上限があります。
抜け道、見えず。品探しに勤しむ日々。