湿気の無い晴天が好き

日々のつぶやきを、のんびり、まったりと書きます。

娘。の旅立ち

4329日。約12年。
道重さんが11月26日に娘。から卒業されました。

私は、特別な娘。ファンではありません。
でも、彼女たちがデビュー以来、ことあるごとに、
彼女たちのパフォーマンスは目にしてきました。
好きな歌もたくさんあります。

その中で道重さんは、加入当初から時間を経て、最も印象が変わったメンバーでした。人数の多いメンバーの中で、目立たない時期も長かったように思います。けれども、特にリーダーになってからの彼女の輝きは別格でした。美しかったし、彼女の話も面白かったです。

長く続けること、グループ内で良いポジションを持てなくても地道に頑張ること、決して簡単なことではないと想像します。
時間を経て次第にそれらが実を結び、自身の最大の味方になり、
輝きをもたらしてくれること。
道重さんが体現したと思います。
一味違うアイドル像を確立した彼女。
誰にでも出来ることではありません。

一人の娘。の旅立ち。
寂しいし、もっと見ていたかった。

以下、彼女のスピーチを見つけたので貼っておきます。
謙虚で愛があり、ちょっぴり毒の入った、絶妙なバランスの
しっかりとしたスピーチ。
他の誰にも真似できないものだと思います。

素敵な娘。さん、ありがとうございました。

今後は未定とのことですが、
少し充電期間を経て、また活動してくれたらいいな。
魅力的なタレントさんには、テレビに出てほしい。


★☆★☆★
私、道重さゆみは、今日、2014年11月26日、モーニング娘。を卒業します。大丈夫。泣かずにしっかりみなさんに気持ちを伝えたいと思うので、聞いてください。

2002年にモーニング娘。のオーディションを受けて、2003年1月19日、モーニング娘。の第6期メンバーとして合格して、大好きなモーニン グ娘。になりました。私は、芸能界に興味があったわけではなくて、歌が好きとかダンスがやりたいとか、そういう気持ちも全然なくて。ただ、「モーニング 娘。が好き。」その気持だけでここにやってきました。そして加入して12年間で本当にいろんなことがありました。メンバーと一緒にステージに立って、歌っ たり踊ったり……まあちょっと今日は踊れない時もあったんですけど、そういう時間がすごく楽しかったり。テレビのお仕事も新鮮だったし、ツアーでいろいろ なところにも行きました。加入して何年かは、ソロパートが全然なくて、ステージに自分の立ち位置はあるのに、そこに居場所がない気がして、「私ってモーニ ング娘。に必要あるのかな……?」って感じた時もありました。でも、「モーニング娘。が好き。」その気持ちだけは一度もブレずにここまでやってきました。

どんなに頑張ってもうまくいかないこともあるし、どんなに努力したって報われないことだってあります。だけど、少しずつ前に進めるということに気 づくことができたし、そうやってモーニング娘。からいろんなことを教えてもらって、学んで、そして念願のリーダーにもなりました。リーダになってからも、 決して順調ではなかったんですけど、それこそ食欲がなくなってしまうくらい大変だなって思うこともあったし、心が折れそうになった時もありました。だけ ど、そんな私を、ファンのみなさんが大きな愛で支えてくれましたね。

そんなさゆみのファンの人たちは……変な人が多いです。うふふふふ。

変わり者の集まりだなーっていつも思ってました。だって、ほかに歌やダンスが上手いメンバーはいるし、こんな大事な日に足を痛めたりはしないメン バーだし、ほかのみんなはね。それに、さゆみなんかより魅力的な芸能人はいっぱいいます。そんな中で、さゆみのことを応援してくれました。大して何もでき ないのに、口だけは一人前だし。顔はまあ可愛い方だと思うんですけど。うふふ。そういうこともぜーんぶ自分から言っちゃうし。こんなアイドル、普通は応援 したくないでしょ? それなのに、さゆみのちょっと変なファンの人たちは、晴れの日も、雨の日も、大雪でも、台風がきても、嵐の日だって、さゆみに会いにきてくれた。全力で応 援してくれた。勇気くれた。パワーくれた。優しさもくれましたね。強さもくれた。自信もくれた。安心感もくれた。

そして、愛をくれた。

みんなに出会えてよかったです。さゆみのことを見つけてくれて、出会ってくれてありがとう。モーニング娘。になって、みなさんと出会えたから、道 重さゆみが存在する意味があったと思いました。モーニング娘。になるために生まれてきたんだって、生まれてきてよかったなーって思いました。

さゆみのファンの人たちが、ほかの誰でもない……みんなでよかった。変な人たち、サンキュー。

そして、メンバーのみんな。気づいたら12年前に加入した時のメンバーは誰一人いなくなっていました。でも、そんな私のすぐ側には、9期、10 期、11期のみんながいてくれました。みんなと過ごす時間が楽しかったです。いっぱい笑った。でも、怒った時もあります。それでも、「道重さん大好 きー」って言ってくれて、嬉しかったです。みんなのことが愛おしくてたまりません。さゆみの後輩たちは、今までで一番の後輩たちだと思います。だから、こ れからも、もっともっと、あの娘たちなら頑張れると思います。さゆみも、見守っています。

そして、「後輩たちに見せたい景色がある」って、今までいろんなインタビューやテレビでも言ってきたんですけど、

私は、この景色を見せてあげたかったんです──。

これが、私にできる最後の恩返しです。今回は私が卒業ってことで、ここに立つことができたけど、これからは、単独のコンサートでみんなにもここに 立って、この景色を見てほしい。そして私の知らなかったような、もっともっと大きな景色をみんなには見てほしい。その時は、みんなから見る景色の一部に、 さゆみもいると思います。

最後に、もう一度、すべての人に言わせてください。

今まで、本当にどうもありがとうございました。

引用元: http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=3159128&media_id=51&from=related_news
(2014年11月27日)