湿気の無い晴天が好き

日々のつぶやきを、のんびり、まったりと書きます。

「無」になる

いろいろと人との関係でつかれきっていたので、
自分から発信をしない生活をしばらく続けてみた。

 

誰かに連絡を取らずに、受身。

実は、これは恐怖感があった。

友達ゼロになるかな、もう誘われなくなるかな、とか。

人との関係でつらかったり疲れたりしているのに、

気が小さい私。われながら面倒くさい。

ただ、やってみて思ったのは、楽ちん。

思ったよりさびしくない。

それに、会いたい人には意外に会えた。

 

疲れたときは、「無」になろう。

それでもしさびしくなったら、あとで取り戻せるものもきっとあるし、

取り戻せないものは、きっとそういうものだったのかもしれない。

 

人が怖いと言う気持ちを克服するには、どれくらいかかるかな。

肩書きのある、声の大きな、作り話ばかりする、世間的に立派な人が

大嫌い。(全員じゃないよ)

今は特に。

覚え: 海外在住の友人がほしがったもの

 ドラッグストアで買えるもの。

 

・綿棒

・歯ブラシ

・歯間ブラシ

サランラップ

・除菌のウェッティ

ジップロック

・防虫剤

 

現地にもあるけれど、特にサランラップは日本製が一番!らしい。

覚えておこう。

 

追記: サランラップを入れる箱。カッターがついていて、
      サランラップがストレスなく切れるやつ!

 

本: レインツリーの国

有川浩さんの作品。

 

身体に障がいを持った人に関連する小説は、

今までたくさん読んできましたが、今までで一番心に響きました。

障がい者を一人の人間として扱うという、簡単なようでなかなか

出来ない描写が、とても丁寧で、本を読みながら涙が浮かぶことも

多々ありました。

私が中途障がいを持ってから、うまく人に伝えられないもどかしさや

自分でも気づかない内側の「葛藤」を、この小説が表現してくれていると

感じる部分もありました。

すごいです、この作品。

 

メールのやり取りが冒頭から続くので、互いを表現する「ことば」は

一切ごまかしがききません。会話と異なり、自分の本意が伝わらなくても

すぐには訂正が出来ない緊張感があります。

障がいを持った人がそれを行い、出版するには、「人権」や「差別」

といった問題が絡むことで、表現には制限もあっただろうし

難しい面も多々あったと推測します。

 

変に美化することもなく、

実直で、

読んでいて気持ちよかった。

夢中で読んだあと、すがすがしかった。

 

「人それぞれ」

 

これからも、ことあるごとに手に取りたい良作です。

 

 

 

映画: スープ・オペラ

瀧本智行 監督

坂井真紀 主演

そのほかにも好きな役者さん、多数。

 

どんなときもスープを飲めば大丈夫。

 

鶏がらスープと、手持ちの野菜で、アクを丁寧にとって

煮込んだスープ。

いろいろな巡り会わせで、時には共にスープを飲んだ人たちは

それぞれの事情でやがて離れていく。

そういうものだ。

 

どこかの国のバスのように、

いつくるかわからない、

きても自分からアピールしないとバスに乗れない。

 

そういうものだ。

 

冒頭の、つるにからまったメリーゴーランドも、

後半のきらびやかなメリーゴーランドも、どちらも良い。

 

そういうものだ。