実父は命は助かったけど、長期リハビリが必要。
けれども、リハビリを我慢できない性格。
病室でも他の患者さんとトラブル。
看護士さん他、入院先のスタッフさんにも横柄な態度を取り、
「トラブルメーカー」認定を受ける。
娘として、父が難しい人だと幼いころから嫌というほど認識
してきたけど、これほど「人」とうまくやれないことに
涙が出るほど情けなさを覚える。
右半身がうまく動かないのに、看護師さんに横柄な態度を
取る。助けてもらう相手に、罵声を浴びせる。
私は頚椎を骨折したことがあるので、寝たきり状態を経験している。
動けない辛さ、人の助けを借りなければ何一つできない辛さは
理解しているつもり。その経験があるからこそ、何か役に立てればと
いろいろと話をしてみるし、父が自分の症状を受容出来るまで
待つ姿勢も見せてきている。
家族が言って聞かせようが、一向に父の感情は収まらない。
併せて、私が幼いころから不仲の実母も、父が倒れてから
おかしな精神状態になっている。
命は助かったことは、ありがたいものの、
今まで家族の中で抱えてきた問題が噴出。
試行錯誤の日々が始まる。今も続いている。
自分が入院していたときよりも、辛い。
誰かを自分の思い通りに動いてもらおうなんて
おこがましいと思う。
でも、病院での共同生活で、「人」との接し方が
最低すぎて、病院に行くたびに顔から火が出るほど
恥ずかしくなる。
急な病気が発症したとき、誰しも動揺すると思う。
そんなとき、どう病気と向き合うか、
その人となりは、どこで決まるのだろうか。
親が老齢まで生きてくれることは恵まれているのかもしれないけど、
本当に、辛い・・・